成人病の歯周病はインプラントで予防できる

歯医者に行くと、インプラントという言葉を聞く機会が増えました。
インプラントとは、虫歯や歯周病などでなくなってしまった歯のところのあごの骨にチタンの人工歯根を植えこみ、被せ物を被せる方法です。
歯の根っこが残っている場合は、いわゆる差し歯をつけていきます。

インプラント治療は骨の状態の確認が必要になるので、歯科医院でCT撮影をし、分析してから進めます。
歯がなくなってしまったときは、入れ歯やブリッジという方法もありますが、入れ歯は自分の歯の4割ほどしか噛むことができません。

ブリッジは、たくさんの歯を失ったときは入れることができません。
たくさんの歯を失ってしまった場合、とくに総入れ歯の場合は、インプラントを入れたくても費用の面や骨の状態でたくさんのインプラントを入れられない場合があります。
その時は、オールオン4というインプラント治療があります。

オールオン4は4か所にインプラントを入れて固定式の義歯を入れる方法です。
この方法ですと費用や期間が短縮でき、骨が薄くてインプラントが入れられない場合でも、通常の入れ歯よりも快適に過ごすことができ、噛むことができます。
インプラントを入れることによって、ほかの歯に負担をかけることなく毎日の食事をすることができるので、インプラント以外のほかの歯が長持ちします。
しっかりとした歯磨きがブリッジよりもしやすくなり、歯周病が予防しやすくなります。

オールオン4を入れた場合もしっかり噛めるようになります。
しっかり噛めるということは全身にも良い影響があり、よく噛めるようになるので偏った食生活ではなく、バランスよく何でも食べられるようになり成人病の予防にもなります。
また、脳にも良い刺激になるので痴ほう症の予防にもなるといわれています。
噛むときは、左右バランスよく噛むと左右ともに長持ちします。
片方ばかり噛んでいる方は、意識して反対側でも噛むようにするとよいです。
噛みにくいときは噛み合わせが悪いことが考えられるので、歯科医院で診てもらい、噛み合わせを調整してもらうとよいでしょう。

歯周病の予防で一番大切なのは、毎日の歯磨きです。
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にかかることがあります。
通常の歯磨きにくわえて、歯間ブラシやマウスウォッシュも使うとお口の中の細菌が減ります。
最近では、心臓に歯周病菌がたくさんついてしまい、心筋梗塞の原因となることがあるということがわかってきています。
歯周病菌が付きにくいような口腔内の環境を作ってしっかり歯ブラシをして、定期的に歯医者で定期健診とクリーニングを受けて歯周病を予防することが大切です。